パスタの国の空母。Graf Zeppelin に続く2隻目の海外空母。高速客船「ローマ」を改装した空母で、艦種は正規空母扱いではあるものの性能はほぼ軽空母並み。スロット数も未改造状態では3つです。
ステータス
ステータス(初期値/最大値) | |||
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耐久 | 38 | 火力 | 0 / 14 |
装甲 | 18 / 38 | 雷装 | 0 |
回避 | 18 / | 対空 | 18 / |
搭載 | 51 | 対潜 | 0 |
速力 | 高速 | 索敵 | 30/ |
射程 | 短 | 運 | 5 / |
最大消費量 | |||
燃料 | 40 | 弾薬 | 45 |
搭載 | 装備 | ||
10 | Re.2001 OR改 | ||
26 | 未装備 | ||
15 | 未装備 | ||
装備不可 | |||
改造レベル | |||
Aquila → Aquila改(Lv.45) | |||
図鑑説明 | |||
地中海ジェノヴァで建造されていた、パスタの国の航空母艦、Aquilaです! 貨客船改装空母ではありますが、大規模な改装で、正規空母に近い性能を発揮した…はず。 ね!グラーフ、アカーギ!んっ…聞いてます!? |
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絵師 | CV |
艦これにおいて
お嬢様っぽい外見や上品な話し方とは裏腹に意外とお茶目。出撃時はノリノリで日本の空母たちを先導しようとするもののツッコミを入れられます。癒し系なセリフも多く、口癖は「よしよし」。また、入渠時は「むきゅきゅ…」や「むぎゅぎゅぎゅ…」といったセリフも。
カタパルトやエレベーターといった航空艤装品をグラーフ(または二番艦のペーター・シュトラッサー)から譲り受けたためか、グラーフ・ツェッペリンを気にかける様子も見られます。放置ボイスではアカーギ(赤城)にも対抗心を持っている様子が。
正規空母ながら性能は軽空母並みの扱いで、改造前はスロット数も3つ。ただし第2スロットの搭載数は26機と、この点は他の正規空母に見劣りしません。
入手方法
2016年8月12日からスタートした2016年夏イベント、期間限定海域【迎撃!第二次マレー沖海戦】第三、第四海域のボスマスドロップ艦として実装。
現在他に入手手段はなく、今後の入手方法も不明。
ドロップ
ドロップ海域は以下の通り。
2016年夏イベント「迎撃!第二次マレー沖海戦」
- E-3ボス
- E-4ボス
建造レシピ
建造不可。
史実
もともとイタリア海軍は空母の建造に積極的ではなかったものの、1935年、第二次エチオピア戦争時にイギリスから干渉を受けたことでイギリス地中海艦隊が仮想敵として浮上。特にイギリス空母に対抗する空母がないことが問題視されるようになりました。
一から空母を建造する時間的猶予のなかったイタリア海軍は1926年に竣工した客船ローマ(Roma、戦艦のRomaとは別物)と「アウグストゥス(MS Augustus)」を改装して2隻の改装空母建造計画に着手します。
が、1936年8月にエチオピア戦争が終結。地中海におけるイギリス海軍への脅威が薄れたことから空母建造計画は新造案に立ち戻り、本艦の改装計画も一時中断します。
その後1937年に新戦艦「ヴィットリオ・ヴェネト級」2隻が進水、戦艦「コンテ・ディ・カヴール級」2隻の改装工事も終わり、これらに新型の重巡洋艦、軽巡洋艦、駆逐艦、そして新型空母と新型軽巡を加えることを計画しますが、第40代イタリア王国首相・ムッソリーニは15,000トン空母新造案を却下。
その後もイタリア海軍は空母の必要性を訴え続け、1939年9月に再び15,000トン案2隻の建造を議会に提出。この時の計画では新造空母2隻は1940年に発注して1943年から1944年の竣工予定でした。
しかしドイツ軍のポーランド侵攻により第二次世界大戦が勃発。イタリアは中立を宣言していたものの戦争介入への可能性が高まっていたことから時間的猶予がなくなり、結局は客船「ローマ」と「アウグストゥス」の空母への改装方針が固められました。
1941年11月に開始された本艦の改装は遅延の一途をたどり、1943年9月にイタリアが降伏するまでの完成することはありませんでした。その後ドイツ軍に接収された本艦でしたが、1944年連合軍による空襲により損傷、さらに1945年イタリア共同交戦海軍の人間魚雷による攻撃を受けて大破し、その場で自沈処分となりました。
こか